竹は亜熱帯のアジアに生息し衣食住に関わっている。
その竹を美術工芸の域に高めた日本の竹籠は
1926 年(大正 15 年)パリ万博で鮮烈にデビュー以来
今に至るまで西洋では絶大な人気を博している。
今年 2025 年の関西万博ではどんな日本の美術工芸が
世界の人を魅了し、未来へ繋がっていくのだろう。
斎藤正光氏は竹籠に魅せられ 40 年、
世界屈指のコレクターとなり
メトロポリタン美術館やパリのケ・ブランリ美術館など
国内外の竹籠のプロジェクトに参画する貴重な存在。
その彼の下に飯塚琅玕斎など名工の竹籠が集まってくる。
今回も斎藤氏の秘蔵の竹籠が並ぶ。
一穂堂 青野 恵子