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田端 志音

田端 志音展 「歌のかたち」

2024年12月13日(金)〜12月22日(日)

Exhibition

展示風景

京都・野村美術館にて2006年より各年11月に田端志音展が催されている。
今年は「歌のかたち」和歌をテーマに三十六歌仙の描き表具の掛け軸をはじめ、
仁清や乾山の写しなど志音の絵、書、陶器を発表。
それらの作品群が12月、銀座一穂堂に並ぶ。
若き日、大阪の美術館・谷松屋戸田商店に勤め、学んだ最上級の古美術を再現できる才能と努力の人。
今回は彼女が日本古来の和歌に挑戦した。

青野恵子

Shion Tabata

田端 志音

1947年北九州生まれ。
1985年より五年間、大阪の茶道具商「谷松屋戶田商店」に勤める。
そこで数々の名品を実見する機会に恵まれ、その貴重な体験を通して、1991年、作陶の世界に入る。
江戶時代中期の京都で活躍した尾形乾山を師と仰ぎ、乾山の写しを追求しながら、作陶を学ぶ。
京都・大徳寺如意庵の立花大亀老師、日本料理の料亭「吉兆」の湯木貞一翁、「谷松屋戶田商店」の戶田鍾之助氏、陶芸家の杉本貞光氏から指導を受け、お茶の世界、陶芸の世界を学んだ。
2004年、軽井沢に窖窯を築く。
2006年以降、野村美術館にて1年おき(偶数年の11月)に個展を開催。
2014年に自身の作品集『四季浴』を刊行。現在、「柏屋」「叶匠寿庵」「吉兆」「子孫(こまご)」「壽山(すやま)」「白(つくも)」「天㐂」「伯雲」「未在」「三嶋亭」(50音順)などの日本料理店に器を納めている。

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