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鞆岡 隆史

鞆岡隆史 - カメラで花を描く -

2023年7月21日〜7月29日

Exhibition

展示風景

山で採取した植物、植物生産者が大切に育てた植物、自身で育てた植物たちに出会うことが、私の作品の最も重要な要素です
今までたくさんの植物と出会えました
植物それぞれの生態や、個性
中でも色や形に惹かれ、その瞬間でしか見ることの出来ない形を写真として記録してきました
このシリーズを作り15年経ちましたが、まだまだこれからもたくさんの植物に出会えることを楽しみにしています

私の写真作品であり、枚数制限を設けていますので作品1枚1枚にサインと共にエディションナンバーが記されています

鞆岡 隆史

花の写真 2010年の夏、鞆岡隆史とめぐり逢った。
絵筆でなく白いバックにデジタルカメラで描いたその花は、 日本人の潔さの美と、彼の絶対美学を見たように思った。
花や木に対するやさしさと、その花を提供する花農家のまごころまでが 一枚の写真に写し出されている。

2011年、Ippodo New Yorkで発表、 すると「ELLE DÉCOR」(アメリカ)、「AD」(ドイツ)に掲載され、 話題になり、サンディエゴ写真美術館に所蔵、 2013年にはパシフィックアジア美術館でいきなり個展となった。
シンデレラボーイである。

それから10年、彼は草や木々の花に出会いながら 今も黙々と撮っている。

青野恵子

Takashi Tomooka

鞆岡 隆史

京都に生まれた鞆岡は、小さい頃から竹籠職人の父と竹薮に通った。 小さい頃から絵が大好きで「絵なのか写真なのか分からない二次元の写実的絵画世界」に惹かれた。ラファエロやダヴィンチを模写し、京都では日本画、水墨画、仏像を沢山観た。
高校生のとき花屋で働き、大学時代に庭師とともに造園の仕事を寺々の庭の植木をした。写実的絵画と植物。この2つの世界を愛してきた鞆岡が、大学のときデザイン科で写真に出会った。
現在東京で自ら花を育てながら「絵のような写真」を撮る。その写真は、デジタルカメラで描かれた現代の日本画であり、今日の琳派(RIMPA)である。

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