コンテンツへスキップ

今泉毅

今泉毅 天目と青瓷展

2024年9月20日〜9月29日

Exhibition

展示風景

焼いて変わることにヤキモノの魅力を感じてます。
自然釉から原始灰釉、だんだんと千年二千年かけて宋代の青瓷に至る歴史が 好きなのかもしれません。
自然釉も好きだし灰釉も好きです。
鉄釉にしても茶釉、黒釉様々に変化を繰り返しながら建盞に至る。
天目も青瓷も鉄釉と言えば鉄釉ですし長石釉と言えば長石釉です。
共通項も多く、産地は違えど北宋~南宋時代にかけて完成していったことは 興味深いです。
古代から陶工が試行錯誤しチャレンジしてきたからこその青瓷であり天目だと思っています。
窯変というと、古い焼き物観で<偶然>のように解釈する向きも多いですが 大きな誤解かと思います。
古代からの偶然を必然に変えてきた歩みに敬意と憧憬を持っています。

今泉 毅

- 立ち姿の美しい今泉毅のやきもの -
今泉はまず黒楽や黒織部に惹かれた。
大学2年生の頃、東洋陶磁博物館の中国・宋代の天目や青瓷の美しさに魅せられ 基本を守りつつ 彼の現代感覚の スマートな形と美しい立ち姿のやきものが創られた。
一穂堂での初めての個展 楽しみである。

青野恵子

Takeshi Imaizumi

今泉毅


【略歴】
1978  埼玉県生まれ
2002 早稲田大学政治経済学部卒業
    朝日陶芸展入選(以後03`04)
2004 MINO CERAMICS NOW 2004 出品(岐阜県現代陶芸美術館)
2008 台湾世界陶磁ビエンナーレ入選
2009 日本陶芸展 大賞 桂宮賜杯 韓国世界陶磁ビエンナーレ 銅賞
2010  現代工芸への視線-茶事をめぐって-出品(東京国立近代美術館工芸館)
2011  第57回ファエンツァ国際陶芸展
2016  パラミタ陶芸大賞展 出品
2016  近代工芸と茶の湯Ⅱ 東京国立近代美術館工芸館/東京
2021  近代工芸と茶のうつわ-四季のしつらい-出品 国立工芸館/金沢
2022 第5回金沢・世界トリエンナーレ -工芸が想像するもの―出品(国立工芸館/金沢)
2023 陶芸の進行形 出品(菊池寛実記念智美術館)

今泉毅について見る