蜩が鳴きはじめました。長い梅雨に暑い夏が終わり、月の美しい秋がやって来ました。
一穂堂恒例の茶道具展「月夜の茶会」も20回を迎えます。今年5月、新天皇が即位し「令和」元年がやって来ました。「令和」はどんな時代になるのでしょう。
一穂堂はこの秋、大きく変わります。地下倉庫を和空間・会員制「一穂堂倶楽部」開設、御殿山の茶室・方丈庵もいよいよ動き出します。
さて、今回のテーマは来年の宮中歌会始の勅題「望」と十二支の始まりの「子」。
世界情勢や社会の構造が超特急で変わっていく中、「一碗に心を込めて茶を点てる」この静けさと美しさはずっと永く続きますように。あれ、そう言えば新幹線も超特急「のぞみ」でしたね。一穂堂にはどんな"のぞみ"が集まるのでしょうか。
一穂堂自慢のアーティストの力作茶道具が並びます。
青野惠子
出展作家
浅井竜介(陶|泉田之也(陶)|伊勢崎晃一朗(陶)|内田鋼一(陶)|大塚茂吉(陶)|十一代大樋長左衛門(陶)|海田曲巷(茶杓)|川岸富士男(絵)|坂井直樹(鉄)|鈴木徹(陶)|田中佐次郎(陶)|竹内瑠璃(磁)|辻村史朗(陶・書)|辻村唯(陶)|辻村塊(陶)|中村康平(陶)|畠山耕治(金工)|畠春斎(鉄)|藤澤秀行(漆)|古谷宣幸(陶)|松崎融(漆)|松崎健(陶)|松原賢(絵)|松本破風(竹)|三輪龍気生(十二代三輪休雪)(陶)|村瀬治兵衛(漆)|柳下季器(陶)|山村慎哉(漆)|吉田真人(陶)|若杉憲司(写真)