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西田健二・竹内瑠璃 二人展

2024年4月25日〜5月11日

西田健二氏の緊張感ある形と竹内瑠璃氏の手捻りの造形、
そこに絵付が加わり作品から物語が生まれます。

展示会風景

銀座一穂堂さんでの久しぶりの個展は、パートナーとの2人展となりました。
前回の個展以降、プライベートでは制作を制限しなければいけない時期が続きました。
また今年始めにはパートナーの西田さんをはじめ、制作に関わる方々が地震で被災されると いう大きな出来事がありました。
作品の中には、地震の前々日に輪島から送られてきた塗りの蓋を使ったものもあります。
色々な思いがこもった作品たちをご覧いただければと思います。

竹内瑠璃

平成 10 年西田製陶所設立、以後九谷焼作家に素地提供してまいりました。
竹内さんとは 13 年の付き合いになりました。日々試行錯誤の連続でした。
縁あって今回、裏方の私にも機会が与えられ感謝しています。
近年環境の変化や天災等がありましたが、それを乗り越えた今の作品をご覧いただければと思います。

西田健二

金沢は九谷焼の産地 数々の名器が残ってきた。
西田健二は素地師の家系に生まれ 妙泉陶房に修行、成形・型打ちを学び、今 最も九谷で 信頼されている。
彼の白磁の仕上がりが有名陶芸家やパートナー竹内瑠璃の基礎となっている。
竹内瑠璃は一穂堂の茶道具展には長く出品。
彼女が釉薬で描く繊細な筆使い、色彩感覚が エレガントで 今回は 藤の花 を中心に水指、茶碗、香炉など、西田健二との初めての2人展 日本らしい季節感のある茶道具が並ぶ。

青野恵子

Ruri Takeuchi

竹内 瑠璃

奈良県大和郡山市生まれ
2006 年 京都伝統工芸大学校・陶芸コース卒 山本長左氏に師事、陶磁器絵付けを学ぶ
2012 年 個展(銀座一穂堂)
2013 年 石川県小松市にて独立
2017 年 個展 (銀座一穂堂)
現在 石川県と奈良県で制作活動を行う

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Kenji Nishita

西田 健二

1973 石川県寺井町・九谷焼絵付師の家に生まれる
1989 石川県立工業高校工芸科窯業コース卒業
1992 父、西田伸也に師事する傍ら地元の窯元で成形を学ぶ 1994 妙泉陶房に勤務、成形・型打を学ぶ
1998 石川県能美市に西田製陶所を設立
2016  『見附正康・西田健二の+α展』/LIXIL GALLERY(東京)

現在 田村敬星氏、見附正康氏、竹内瑠璃氏等の九谷作家へ 素地提供と作家活動を行う

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