一穂堂コメント
26回目を迎える一穂堂恒例の「月の季節の茶道具展」。
今年のテーマは「月あかり」。
暑い夏が長く日本の四季が変わってしまうように感じていても都会のビルの谷間から見える夜空の月は秋色です。
この静かな月にどれほど心を癒やされたことでしょう!
ネオンやビルの電気の光に慣れた現代人でも「月あかり」の美しさは別格です。
来年の宮中歌会はじめのお勅題が「明」で、世界が混沌としている中
明るいという漢字が選ばれたのでしょう。
一穂堂自慢のアーティストたちに、それぞれの「月あかり」を作っていただきました。
一穂堂 青野 恵子