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Katsuyuki Sakazume

坂爪 勝幸

ダイナミックで圧倒的な存在感と西欧的なオブジェを連想させる坂爪勝幸の陶。焼き物を始めた頃、そのルーツをたどり韓国の窯を学びに行く。行ったことで、日本のやきものの全ては韓国にあることを知る。その坂爪氏の噂が三輪休雪の耳に入ったのか、「窯つき」(窯を作ること)を頼まれ築窯。その後、休雪に学ぶ。年齢も近い龍作氏(現休雪)と窯を作り一緒に陶芸をする。後に渡米、アメリカ西海岸で活躍し、有名な陶芸家ピーター・ボーカス氏と知り合い、それがきっかけで米国、ニュージャージーのアートセンターで陶芸を教えることになる。華やかな陶芸歴を持ちながら、突然、日本に帰国、自慢の窯を新潟で作り、大作・オブジェに挑み、話題になる。坂爪のやきものは基礎が出来ているせいだろうか、美しい、土や火を徹底的に研究しているのでしょう。その陶オブジェには深く哲学を感じる。

1947 新潟に生れる
1974-75
渡韓 陶芸家 池順鐸氏に師事。古窯調査、築窯技術を習得
1975
人間国宝 三輪休雪氏に師事 三輪休雪登り窯築窯。三輪龍作氏の窯、築窯
1979-85
国際交流基金より客員教授として、米国へ派遣
1986~
各地で陶芸作品を発表
1990
「坂爪勝幸の陶空間」NHKハイビジョン「織部ニューヨークを行く」出演
2000
大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ2000」(松代町)出展
2003
アメリカ現代陶芸の系譜
2004~
各地で個展
日本現代陶彫展優秀賞。日本陶芸展入選

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