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真夏の海と風の工芸展
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Fujio Kawagishi
川岸富士男の世界 「今」
期間:2025年8月22日(金)〜8月31日(日)
会場:銀座一穂堂
Information
展示会情報
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作家コメント
一枚の和紙に寄せて…… この展示の打合せに出向いた折、 目の前に広げられた予期せぬ一枚の和紙。 この和紙に指先を触れた瞬間、 追い求めていた理想を現実にする「今」が重なった。 この今が通り過ぎていく前に、 この今が消えてしまう前に 今だから出来ること、 今こそすべきことを贈られた一枚の和紙に強く想う。 川岸 富士男
一穂堂コメント
文化出版局「季刊銀花78 号・ひとり工房翠花さんの本」で巡り合って36 年。 植物図鑑のようで 江戸時代の細密画のような 四季の草花や日本の風情を描いてきた。 この6 月、奈良の「超国宝展」で平安時代や鎌倉時代の経典の巻物を観た時、 これこそが 川岸富士男が最も理想とし 追い求めていたものでは? と彼を想いそして確信した。 今回は彼が触れたその和紙に川岸富士男の「今」を描く。 青野 惠子
Artist
展示会作家のご紹介
川岸 富士男
古い植物図鑑や江戸時代の細密画のような草花の絵。川岸さんは、和綴本、掛軸、巻き物など日本的なものだけでなく、切手絵(3cm×3cm)やトランプ絵など、美しくてユーモラスな作品も手がけられます。 季刊銀花(文化出版局刊)78号に、「翠花」という和綴本を10冊掲載されて話題になり、花道家元安達瞳子(とうこ)著「椿しらべ」で挿し絵として41葉の椿の花を描かれました。日本の四季を美しく彩る細密画からは、その圧倒的な線の細さの中に息吹くたおやかな強さを感じさせられます。 川岸富士男の作品は、古い植物図鑑を見ているような、英国のボタニカルアートをも彷彿とさせる作品です。和綴じ本を開くと独自のデザイン感覚で植物を昇華し、その繊細な作風は絶妙な味わいを出しています。 1952 群馬県生まれ 1974 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業 1977 会社に勤務しながら手描き本「翠花」の制作を開始 1989 季刊「銀花」第78号(文化出版局)に「翠花」10冊が紹介され、初個展 1991 季刊「銀花」第88号に「椿絵八十八種」特集が掲載され、2度目の個展 1992 会社を退社し画集に専念、各地で個展 2003 日本橋三越「安達瞳子の世界の名花・椿物語展」に出展 2015 酒田市美術館にて「川岸富士男の世界展」開催
Works