焼いて変わることにヤキモノの魅力を感じてます。
自然釉から原始灰釉、だんだんと千年二千年かけて宋代の青瓷に至る歴史が 好きなのかもしれません。
自然釉も好きだし灰釉も好きです。
鉄釉にしても茶釉、黒釉様々に変化を繰り返しながら建盞に至る。
天目も青瓷も鉄釉と言えば鉄釉ですし長石釉と言えば長石釉です。
共通項も多く、産地は違えど北宋~南宋時代にかけて完成していったことは 興味深いです。
古代から陶工が試行錯誤しチャレンジしてきたからこその青瓷であり天目だと思っています。
窯変というと、古い焼き物観で<偶然>のように解釈する向きも多いですが 大きな誤解かと思います。
古代からの偶然を必然に変えてきた歩みに敬意と憧憬を持っています。
今泉 毅