Comments from Ippodo
一穂堂からのコメント
1996年 一穂堂が新高輪プリンスホテルの一隅にギャラリーをオープンした頃、冨長敦也の彫刻に出会いました。
彼の石彫に衝撃を受けてから28年 共に歩んで来たように感じますその間、高輪プリンスホテルの庭での展示、イタリアの彫刻の本場ピエトラサンタに留学、世界から集うアーティスト達と高め合ったり。その頃、冨長敦也は「Ninguen」ばかりを彫っていました。その「Ninguen」を NY Ippodo で 発表し 、著名なコレクターであるJack Lenor Larsenの目に留まり、彼のロングハウスの庭に配されました。
次に丸い石彫のSphereを 、そして、世界で最も伝統のある野外彫刻展の一つである、UBEビエンナーレ(第25回)ではハート型の作品で大賞を受賞。Love Stone Projectが 始まりました。
世界中の人々と共にハートの石を磨くLove stoneのプロジェクトを実行し、冨長の彫刻家としての新しい代名詞にもなりました。
彼の創作意欲は少年のように純粋で、常に進化し、私やファンを驚かせています。
冨長敦也と歩んできた道は、一穂堂の歴史でもあり、彼の新しい門出ともいえる個展と同時に、作品集である「石stone- Atsuya Tominaga を発行できることは感慨無量です。さあ 彼は次に何を彫るのでしょうか?
一穂堂 青野 恵子