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誉田屋 源兵衛

誉田屋源兵衛の帯 螺鈿を織る

2023年2月3日〜2月12日

Exhibition

展示風景

昨年 2022年6月はメトロポリタン美術館で、11月はパリ国立ケ・ブランリ美術館でキモノ展が催され 話題を呼んでいる。
日本の民族衣装であるきものが 世界の美術館でアートとして 工芸的技として 新しいファッションとして扱われているのは 誇らしく嬉しい。
創業285年、京都の帯匠・誉田屋10代目山口源兵衛は 素材に凝り 技を極め 伝統を守りつつ 今を生きる職人たちに究極の帯を織らしている。
また、20年ほど前から 世界のブランドが誉田屋の帯とコラボしたり 彼に教えを請いにやって来ている。
着流しの着物姿の源兵衛は ファッションリーダーである。
さて、今回一穂堂では「螺鈿を織る」と題し 青蝶貝・白蝶貝・オパールを1ミリの緯糸にして織り上げた 法隆寺や正倉院御物などの螺鈿の紋様の帯が並ぶ。
卯年の銀座に 一穂堂好みの美しい帯60本が届く。

青野恵子

Genbei Kondaya

誉田屋 源兵衛

略歴
1980 誉田屋山口源兵衛十代目襲名。
1985 全国の原始布の個展を開催。インド、東南アジアの野蚕糸を織る
2002 「かぐや、この繭。小石丸」展(草月会館)日経優秀賞受賞。原種小石丸の復活に関わる
2006 「襲-墨象・色象展」コシノヒロコ・隈研吾とアートコラボレーション(東京・大丸)
2009 田中泯主演の映画「ほがいびと」の衣裳、平成の「糞掃衣(ふんぞうえ)」を制作
2012 NHK BS「たけし アート☆ビート」出演、「TOYOTA 86」のイメージキャラクターに。
2014 エイベックス・グループ・ホールディングスと大麻布「麻世妙(まよたえ)」を発表
2015 シャネルプライベートイベントにて講演と着物ショーを担当(建仁寺両足院)
2016 V&A Museum (UK)に帯5点、着尺2点収蔵

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