一穂堂コメント
美崎光邦は大学で法学を学んでいた 21 歳の時に小山富士男に出会い 陶芸を志した。
大海原の水平線や大地の地平線を感じる美崎の作品。
おおらかな造形に彩色とヘラ削りを繰り返し やさしい作品が生まれてくる。
1993 年第 12 回日本陶芸展で最優秀の秩父宮賜杯、2013 年菊池ビエンナーレ大賞等を受賞されて
話題になっても 美崎は何も変わらない。
彼は誠実に静かに 千葉の風玄窯のアトリエで 淡々と制作している。
ロスコーの抽象画のような陶器が、今年も銀座一穂堂にやって来る。
一穂堂 青野 恵子